日曜日夜、家族の夕食後
セルフレーム


1枚の紙がたくさん集まって段ボールが出来てるんだよ
薄い紙1枚じゃ支える事ができないから

いや
薄い紙1枚でも心は支えられるんだ、心は
あと間接的に身体をもね

でも
モノは紙1枚じゃ頼りないだろう

いや
硝子は紙1枚でも包めば安心だけど

ソレを何かに入れるとき
やっぱり紙1枚じゃ心配なんだよ

だから僕らって
片付けのとき、何でも入れちゃうだろ?

厚くて 丈夫で あんしん


人間だって同じさ

人一人で救える命だってあるだろう
人一人で立ち上がれる人も多いけど

意見や考えや 文化や習慣って
一人が言ったって 受け入れてくれない事も多くないか?

そんなとき
もう一人って必要だろ?
もう一人って安心だろう?
もう一人って嬉しいだろう

受け入れる事を拒んでいる方だって
何人も言ってくれると 考えるだろう
その人達が言う意見を聞いたら 頷く事もあるだろう

そして何より 嬉しいんだ
寂しくないし 暖かいし

あったかくて 強くて あんしん


だからね ほら



一緒に進路 決めよう



自由詩 日曜日夜、家族の夕食後 Copyright セルフレーム 2009-01-04 21:41:56
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