夜のくぼみ
松本 涼
ねむたくて ねむたくて
ほんのちょっとだけって
目をとじたら
夜のくぼみに
ポチャンと落ちてしまった
うす目をあけて まわりを見たら
そこはとろんとした 夜がみちていて
ぼくはもっと ねむたくなった
もういいや
ねてしまおう
まだだれにも おやすみを
言ってないけれど
ポチャンと となりに
だれか落ちてこないかな
自由詩
夜のくぼみ
Copyright
松本 涼
2008-12-28 23:49:10
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