赤く染まる唇に 君は何をあげようか
鮮やかな髪で 顔を隠して
その笑みは僕以外 見せないで
揺れる瞳に映る 牙が眩しい
狼だって恋をする 愛を知る
束縛の熱に己を奪われる
その相手が君だっただけ
死ぬまで少女のままで
老いを忘れた緋色の君へ くちづけを
優しく紡がれた言葉の花束は 誰のもの？
君の全てを欲しているんだ
君の心には 僕一人棲んでいよう
白い肌に咲いた 君の花
愛の言葉を耳元で吐息混じり
愛おしさに狂わされて獣の眼
囚われるのは同じだから
身体も心も永遠に 共に溶け合った
何時か身 滅ぶまで傍に