ぼくらは数えてしまうのに
nm6

クーラーが冷やかす演劇的な鼻風邪。の、中での諸々。ぼくらは数えてしまうのに、どうやらこれは速度のようです。録画して再生するやつら尻目に、宣言してチェンジ、チェンジ。「急激に7〜8割忘れ、そして記憶に残ったものは、その後長い時間が経ってもなかなか忘れません」ってば、歩く昼過ぎなんだ。刺す太陽は見えない嘘で。ぼくらはたいそう風を受けて、まるでほんとうみたいに涼しいんだよ。


PCがにじり寄る音楽的な偏頭痛。の、中での色々。ぼくらは数えてしまうのに、どうやらこれは質量のようです。計画して遂行するやつら尻目に、すっ飛ばしてチェンジ、チェンジ。「突然飛翔し、ケージの扉(飛翔室側の引き戸)に衝突したことが直接的な死亡要因と考えられる」ってば、眺める真夜中なんだ。黙る空は拭えない罠で。ぼくらが引きずってすり減れば、まるで気まぐれなフリーダムだよ。




甘い甘いぼくらは、単位という単位を放棄します。
子供にしか見つからないようなところに、世界を隠してくるんだよ。




そして、つづく。音楽的な鼻風邪で踊れば、演劇的な偏頭痛に酔う毎日の諸々色々です。どうやらそれは浮力のようです。録画して再生する計画して遂行する、コリコリのやつらから順番に蹴飛ばしてふわりふわり。さあチェンジ、チェンジ。刺す太陽は見えない嘘で、黙る空は拭えない罠だ。ぼくらは進む、まるでほんとうみたいなフリーダム。やがて残る素敵なおはなしのひとつふたつ、そうか、やっぱり数えてしまうね。昼過ぎ、真夜中。昼過ぎ、また真夜中。どうやらそれは、これはこれは。ひとりずつ、ひとつずつ。ばれないように。


自由詩 ぼくらは数えてしまうのに Copyright nm6 2004-08-10 15:08:48
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