月と流星
依
今夜は月が明るい
そう思って
眠れない午前二時
感謝します、そのような言葉に
流星が降った
あの星はもう、
宇宙
(
そら
)
の果てで燃え尽きただろうか
手を合わせて
心臓の音を聞く
動く、ということの
あまりにも自然な不自然さ
生命
(
いのち
)
がそのまま空間を占める
時計の針に押し流されて
この目もいつか青く濁る
見たもの全てを思い出にして
感謝します、そのような言葉に
月を横切り流星が降る
僕はあと、どれくらい泣けるだろう
月と流星
僕はあと
どれくらい
生きられるだろう
自由詩
月と流星
Copyright
依
2008-12-12 22:11:20
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