Critical Choice
伊月りさ
その身を守る戒めを
守り続けた青年に似た
ひとつの砦がある年月に
新宿/小学校の窓ガラス
を
壊されたがっているようで
わたしの拙いピッケルが
亀裂を走らせたがっている
葉脈めいていて道は、選びきれないほどでしたが
なんだか全て粥状していた
潔癖気味のわたしはここで
壊されたがっているようで
大量の岐路が針の
蓆
(
むしろ
)
で
電導しないじゅくじゅくの
わたしは人生と繋がる
わたしはまだ痛い
自由詩
Critical Choice
Copyright
伊月りさ
2008-12-11 00:34:24
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