日蝕
井岡護

見た事も無い小石の集合体は
虹によって発展されたもの   あるいは
雉によって提供された
石   それらは頬の川の怒りを手放した

加えて削岩機が直列の怒りにより
舌と   光のため息と光の鞣し革を分けた
強さのうちの  一体 どれを
錆びるように仕向けたかは
全く躊躇することなく判断がつかない


構造犯罪を囲む煉瓦の叫びが
とても面白味の無い   缶 でなければ
ならないように
私は所有するに
至った

あなたはそこで一切を利用できなかった
そして    外皮や私の合計のために
このような集積から
裂けない紙の急送点が生じるような
正直な潅木 としての光の能力は
耳や色であると考え続けている

そして水も
そういった事柄に関しては
意味のあるものにはなれなかったのだ
したがって  あなたの手から
育まれるものである
この世に存在する全ての   喜劇
となりうる果物は
所有とも呼べる細い造花であると言える


あなたはこうして
単独で砂漠を見る者のような絵として
指示語や電圧や 有害な節足動物と
  国の湿り気になっていく
 何かをしようとする管理とは  逆に

そうして漸く   私の為にでない
意味の蓄積は場所へと侵入していく
 それは  利き腕を使用する事を禁止した国

そこから 離れていく私
もしもそれを見ることができるのであれば
異質な横隔膜は
どの平和な携行品よりも旗を  揚げる


自由詩 日蝕 Copyright 井岡護 2008-12-10 19:47:17
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