成長
北斗七星







その手は
守らなくてはと
思うほど小さかった


その手は
自分の命より
大切に思えた


その手に
満足出来るものが
与えられたか
今も後悔は絶えない


そして僕の手より
若く大きくなった
君らの手


感謝できる
僕を育ててくれたのは

間違いなく
かつて幼かった
君らのその手であって


少しは大人になった君たちに
少しは大人になった僕は


ただ


ただ


ありがとうを贈る






自由詩 成長 Copyright 北斗七星 2008-12-08 07:23:10
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