冬青夜曲
吉岡ペペロ

冬、このくらいの青い夜

腹痛も心地よく

冷たいハンドルを握る

俺も弱いんだよ

すこし自由に吐き出した

あれは宵の明星か

やさしい気持ちは

はがゆい脱力感と変わらない

群青が

汽笛のスピードで近づいて


ぽろん、ぽろん、

ぽろぽろ、ぽろん、

どこ見てんだよ、


冬、このくらいの青い夜

腹痛も心地よく

冷たいハンドルを握る

俺も弱いんだよ

すこし自由に吐き出した

あれは宵の明星か

やさしい気持ちは

はがゆい脱力感と変わらない

群青が

汽笛のスピードで近づいて


自由詩 冬青夜曲 Copyright 吉岡ペペロ 2008-12-07 22:03:58
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