fuchsia

口紅であなたの背中に翼を描いた

真っ赤なラインと白い肌が美しい
口紅なんかじゃなく
もっと消えない色を刻み込みたい
あなたは私のだって証拠を

気付いたあなたに 落ちないんだからやめてよ と怒られて
消えなければいいのに って呟いた

すこし驚いた顔をしてから
私の首に吸い付いて こっちにしなさい と笑ったあなたには

ああ 敵わない


自由詩 Copyright fuchsia 2008-12-03 15:08:19
notebook Home 戻る