棺か帰結と棺か起点
井岡護
三面鏡へと針路をとる事に何の
躊躇いも見せない顔をしたあなたが
天候は座標では
なく広い箱庭だ
と君が語っていた
姿が手の中で
反転した塗料の様
に思えて
眼球の働きをする砂を私の手
の中に零した時に通りでは外見とトンボ玉を
見失った年老いた踊り子の終局的な経過が
艤装員の外聞として喚かれあなたの
三角錐の角
を簡単な形に地面を
論理に挟むように
しようと持ちかけた
のは君の点そして
それは肺を
交換した少女の
膝
頬は完全に関係とはもはや呼べなくなって
いた無数の煙草を掴んだ腕とも赤い
便箋とも異なっている巨大な沼魚と金網
自身になったのであろうと私は描かれただけで真円の
因子を持たない身体以外の重たい金管楽器
となりつつあるあなたと
死因で
あり続けようと
する若者達を
見ながら頭部を
切開する様に枠を
嵌めようとする君
は当たり前の
反対の西に広がる
蛇管の巣に?
そうやって?
あなたとあなたとあなたとあなたと