想撮空間「背伸び」
緋月 衣瑠香



この世界に産み落とされてから
ずっと見てきた光

あの光を手にしたくて
必死に手を伸ばした
でも
この手が掴んだものは空気のみ
光はもっと上にいた

日々 背伸びをして悔しんだり
年々 背が伸びるごとに喜んだ

今 ここまで君に近付いたよ

あと少し あと少し
あの光までもう少し


携帯写真+詩 想撮空間「背伸び」 Copyright 緋月 衣瑠香 2008-11-30 11:32:01
notebook Home 戻る
この文書は以下の文書グループに登録されています。
想撮空間。