幸福論
瀬田行生




どこまで行っても君のことばっか考えてしまうけど
地球って一体いつから丸いの?


空気はすごく自然なのに僕だけかな
不自然なのは

それでも何故かきえるわけにはいかないんだ

それは君が僕を信じてくれてるから


大事にしたい
それだけだってば

不思議です

そんなことなのに伝わってるんだ


この胸にはいつも
すごくすごくいつも支えられてる
ありがとう

今君の目の前で凄いプレッシャーが襲いかかってきてるんだろうけど

幕が開いたその先には光が待ってるから

負けないで


西日が少し君の髪にかかる
その瞬間僕の事を隣にいると思って感じて

それから深く息をついて

一歩踏み出して

一歩踏み出して


今度は僕が君を支えるからね

だから未来と向き合っていこうよ



例えば君が明日見えなくなっても忘れたりしない

そんなバカな事あるわけないけど
そんな事が起こっても

きっと大丈夫



大丈夫だから




どうして気持は伝わってるのに
一緒になれないのかな?二人仲良くなりすぎたのかな?

君はとっても優しいよ
それは誰よりも知ってるけど
本当の気持はどうもこう確かめられないんだ

いつか僕が最後に聞くときは

そのときは

周りのことなんか気にしないで
ちゃんと言って欲しいな

たぶんその瞬間に君の全てを僕は知る

かまわないよ
それで

君の迷いや苦しみはわからないけど
僕も君を思って
たくさん苦しんだり
迷ったりしたよ

そう

だからきっとうまくいく

僕らきっとうまくいく


だからそのときは決して嘘のないように

何も言わない

何も言わないよ

喜んだりガッカリしたり悲しんだりしない

ただ

ありのままの君のこと

耳を傾けるから

照れる事はないし飾る必要はないから
限られた時間の中で行ったり来たりの僕らは
円の中をグルグル回ってるんだけど

いつか出会うよ

ちゃんと出会うし二人うまくいく

望んだ通りに



望んだ通りに


自由詩 幸福論 Copyright 瀬田行生 2008-11-30 09:44:41
notebook Home