一瞬一秒と君の記憶
蓮川ヒロ


君のくれた翡翠の欠片が、音もなく手からこぼれ落ちて




  一瞬




のうちに足元に近づいて、




   また一瞬




のうちに弾けて散ったんだ。



それが余りに呆気なく自然すぎたからだろうか…。
君の記憶を壊したなんて気づいたのは、







一瞬後の



   一秒後。


自由詩 一瞬一秒と君の記憶 Copyright 蓮川ヒロ 2008-11-29 12:37:10
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