katamukuひかり
草野大悟

トイレデ
migigawaに
傾いていたんだ
かじかんだ右手に
toipeヲにぎり
やっとちぎりとった
トイペをにぎり
ひかりが


あの日から
スワルコトノで・き・ない
ひかり

傾いていたんだ
悔しさいっぱいに

確かに
光は
座ることが
できなくなってしまったけれど
オムツを外したときの
すがすがしい輝きと


1泊2日

ふたりのリハ(暮らし)と



そうとも
あなたが光でありつづけることが
影のただひとつのねがいであり
ただひとつの夢であるのだから

そうして
夢見てきたことは
ふたりで
かならず
叶えてきたのだから
ふたりは



さくらの
はかなげに
あるいは
はらはらと
こすもす色に咲く頃に

いつも歩いていた
あの道を歩き
あの空を飛ぶのだろう
きっと
kitto


自由詩 katamukuひかり Copyright 草野大悟 2008-11-25 23:02:03
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