サークルくるくる
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ある程度の明りが必要なように
ある程度の闇も必要だ

時に人は一度に両方求めてしまうから
しばしばやっかいな存在になる

誰かをキズつけてしまったように自分を切り刻んでみても
明りは明りで闇はどこまで行っても闇のままだ

だから
キミの底にあるユウウツと
ボクの役立たずなノーテンキは交換できないんだよ

だから
ボクはキミの名を呼んでいる
何度も何度も呼んでいる

早くここまでおいでよ
キミの足でさ


自由詩 サークルくるくる Copyright BOOKEND 2008-11-25 15:15:20
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