★103 イマ、キミハ…
貴水 水海

僕が君に
初めてあった日

あの日から
ずっと
僕は君を見続けていたよ

何をしても気分がはれなくて
蝋人形のように
凍えた僕が
君がいるだけでうれしかった

喜びも苦しみも分かち合ったね

君をずっと愛し続けていたい

これが僕の唯一の答え
決断だった

僕はもう恐怖も絶望も感じないほど
色々な事をやってきた

神に祈ることも
あまりにも
間違いを重ねた僕には許されない

君だけだった

君が変わっていくのも
裏切りといわれることを
するようになっても

君を愛し続けていたかった

君は泣きながら出て行った

君が僕にさえ出逢わなければ
君はそんなになりはしなかった

わかっているよ

僕はいまも
君を想い出す

どこでどうしているんだい


自由詩 ★103 イマ、キミハ… Copyright 貴水 水海 2004-08-07 06:37:30
notebook Home 戻る