海鳴り
吉岡ペペロ
きみの温度に
ぼくの温度を重ねた
懐かしくて耳鳴りがした
きみと別れて
自由にせつなくなれた
ぼくはえらくなった
きみのことを考える
そんな時間がなくなったから
きみの温度に
ぼくの温度を重ねた
貝がらから海鳴りがした
自由詩
海鳴り
Copyright
吉岡ペペロ
2008-11-23 19:45:29