スノウ
エスカルラータ
立ち止まる太陽
雪のピュアネス
動乱が
窓を開く
なだれに乗ってやってきた休符に
線路はすべて塞がれてしまった
(鍬を捨てよ
(鏃を追え
子らの間にはおおらかな波動体
国境を越えていくバスの
運転手さんが運ぶ窓から
精巧な魂のレプリカントが
次々と下車していく
ひとり残されたわたしは
気づけば窓になっていて
逍遥、
青と白と光と風に
吹きっさらされるのを
楽しんでいる
スノウ、
ただ君に逢いたかった
自由詩
スノウ
Copyright
エスカルラータ
2008-11-23 11:47:50