1486 106

水墨画のような朧月夜

華麗に踊る大和撫子

はらはらと舞い落ちる雪は

柔肌に触れて静かに溶けていく

不意に丹頂鶴の羽音が響くと

辺り一面の空気は張り詰め

私は煙管に火を点けると

契りの言葉と口付けを交わした


自由詩Copyright 1486 106 2008-11-23 01:34:10
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