MAILER-DAEMON@xxx.ne.jp
オオカミ


きみはいまどんな顔をしている?


わたしはまだ、白昼に晒された腕をあいせないでいるよ

陽にやけていく肌を見ながら
侵食を止められない

ゆるゆると育った幸福は、病巣
その生温ささえ 永遠のような気がして
笑顔の隙に舌打ちする

帰路のアスファルトが照り返す
あの夏も
あの日々も
あの道も
なにもかもが
くるしい

きみは、いまどんな顔をしている?

わたしは傷つかない
なにひとつまともに愛せやしないから
この悲しみの行方も 過去にしかない
かえってなどいけない

わたしはいま、わらっているよ


あいたいね、

あおうよ

あいたいな







明日もまた等しい
わたしにはあしたしか抱いてあげられない
抱いてあげられないから
わらうね

どんな脆弱さえも瞑らない

きみのいまをおもったとき
わたしのいまがあった

きみのあしたをおもったとき
わたしのあしたもある


ああどうか元気で




げんきで、





自由詩 MAILER-DAEMON@xxx.ne.jp Copyright オオカミ 2008-11-22 14:23:37
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