深夜2時のポスト
高杉芹香
白い息を吐きながら
裸足でピンヒールをひっかけて
ポストに走った。
どうか誕生日当日に着きますように。
きみに届け。
深夜のラブレター。
今 書いたことなのに。
本心だったのか
わからなくなる。
深夜2時。
秘めた手紙が
カタンと音を立てた。
自由詩
深夜2時のポスト
Copyright
高杉芹香
2008-11-22 02:53:20