蜂
さわ田マヨネ
セレモニーで祝福なんかされたって
嬉しかったかもしれない花束が
ずっとずっと枯れなくって
蜂がクラスにやってくる
沸き立つ窓際
なんだかんだとイェイイェーしている
爆弾つくりそうなやつはくだらんもんだと無表情を強調して
つまりはイェイイェーをしている
蜂は脈絡のない振る舞いがダンスになっていなくて
イェイイェーをふりまいている
視線に刺されて。
もうやりたくなかった笑いながら窓閉める役 は
余談です
余談で蜂はダンスをするのだろうか
どこかでおわりをひきずって
ハッピーエンドの後には裏面が隠されていて
花束は子供をつくることもできずに
イェイイェー
ゆっくりと腐っていく