窓を開けて
愛心
冬へと向かう足音は
あまりにも
確かで
冷たい冬の
【心臓】
を
手のひらの上に
浮かべてみた
それは明るく輝いていながら
とても凛とした
冷たさを持っていて
裸足の指先が凍える前に
慌てて冬へと返す
手のひらはまだ
冷たい熱を帯びていて
とても心地よく
それ故に痛く
狂おしいほどに
切なかった
携帯写真+詩
窓を開けて
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愛心
2008-11-07 18:20:01