マリ
K.SATO

肌を滑りながらも胸を揉み 肩へ行く
次は踊る髪を捕えようとしたがパサと散らばった
耳奥から伝い散らばっている 髪とはこのようなものなのか
あるものが短いからではない これは異性だけが持つしなり

あるものに手が触れてくる
名前は同じだがタワシ 固く みずみずしさのない
ポンポンとはしゃいで叩かれ まるでマリ
髪に もう一度触れさせてもらいたいのだけれど届かないし
気に入って放そうとしないので 僕にはよくわからない 
君のかわいいマリでいることにした


自由詩 マリ Copyright K.SATO 2008-11-06 00:02:57
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