宝くじ
風見鶏
当たりもしない宝くじを買う
予想通りはずれて事も無く毎日は過ぎていく
夢を見る
叶えるだけの気力も覚悟も無く無意識のうちに忘れていく
歳をとる
だんだんと自分の現在地がわかってくる
ある日ふと
昔夢見た自分の未来図との違いを比べて愕然とする
次の日になればそんな驚きも忘れる
それでもなんとなく生きている
当たりもしない宝くじを買いながら
自由詩
宝くじ
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風見鶏
2008-11-02 06:43:00