K.SATO

胸を揉むと
部屋に反発した
ひびきは女だった
僕はわからせられた

揉む 揉みしだいていく彼女
怒鳴り散らした夜にそっと言われた
女なのはあなたなのだと
男だ僕はと響かせた

彼女の声がプロポーズを
テーブルで放った
黒いものはコーラのカス
人たちのざわめきの中

そんな僕らの関係は
永遠のように失われてしまったけれど
見えるだろうかこの手が
ごつごつとした骨格の

僕は男 君の女に抱かせられた


自由詩Copyright K.SATO 2008-11-02 00:23:05
notebook Home