ゆるるん
ふるる

活断層の裂傷を隠し暮れてゆく列島の国道はしずか



ひび割れてゆく日々の記憶行く手には空色のすべての皮膜



人一人ひとりひとりとひたひたと足音のする干潟はひえて



法面を掘削し終え海苔弁を食うさくさくと法面に座し



改宗を迫られる就職活動日今日は資源回収日



君のタマゴボーロ、僕の卵ぼうろ、誰かの衛星ボーロ



ふろの湯にふらふら入るゆらゆらの肺に入るはゆるるんたましい


短歌 ゆるるん Copyright ふるる 2008-10-31 23:32:06
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