彼と日曜日
nonya
日曜日
午前11時
彼
3日前の新聞
細く切り裂いてる
ときどき
思い出したように
朝食の皿
トマト
ブロッコリー
の順で口に運ぶ
最下位のウィンナー
干乾びてる
日曜日
午後2時
彼
昨日の折込チラシ
細く切り裂いてる
ときどき
思い出したように
振り返る
猫
僕
の順で透明になる
TVの中の少女
半透明かも
よそ見しすぎて
倒したコーヒーカップ
慌てる
僕
ふいに笑う
彼
やっと
僕
色がついた
自由詩
彼と日曜日
Copyright
nonya
2008-10-22 22:22:19