線路わきの子供とパフォーマーの体温〜ワークショップin武甲書店
銀猫

制作方法について:(イダヅカマコト氏による説明を引用)
http://po-m.com/forum/myframe.php?hid=2620
2008年10月13日に秩父・ポエトリーカフェ武甲書店にて行った秩父お散歩ツアー&ポエトリーワークショップにて制作。
参加者がそれぞれ持参した写真2枚と今村知晃さんの朗読写真5枚より制作。(制限時間:10分)
制作後、参加メンバーで交換しあい、制作した詩を翻訳。(制限時間:5分〜7分)
翻訳した詩をさらに翻訳(制限時間:5分〜7分)。翻訳を繰り返す。
参加者全員によるの翻訳を元の作者本人が翻訳するまで繰り返す

参加者:
イダヅカマコト、落合朱美、佐藤銀猫、白糸雅樹、(名称は50音順・敬称略)

元ネタの画像下記URLの今村知晃・イダヅカマコト元ネタ
http://literture.jugem.jp/?eid=19





「レイルウェイ」

ふたりは幼くたって知っていたんだ
この線路を辿って、辿って、
そうしても自分たちの桃源郷などないってことを。
けれど
夏が終わろうとする日
どちらともなく手を取って
歩き出してしまったんだ
それは誰かの為とか
陽射しが眩しかったとか
理由ならいくらでもあるんだろう。
小石に足を取られながら
あ・る・く・あ・る・く
あるく、あるく、あるく、
生あることを世界中に知らしめるかのように、
歩く。

           (原作・銀猫)

          *


あるく・あるく・あるく・あるく・A・R・U・K・U・アルク(→原文はハングル文字)
Stand by me を今もつづける
秋が始まる日の昼から
電車が通るたびに道をよけて
石を線路からよけながら
歩く 歩く 歩く 歩く 歩く・・・・・あぁるぅくぅ あぁるぅくぅ
幼稚園の制服の
水色の 緑の 赤の ワッペンを
雨にとかしながら
今 目の前につづいているかぎり
先へ 先へ
もぐってゆく

          (銀猫→翻訳・イダヅカマコト)

          *


人生はレールだとか道だとか
そんなものにたとえられる
ひたすら歩きつづけて来た
時々ふり返って見れば
幼い自分の影がうっすらと
忘れられようとしている
けれど
そんなことにはおかまいなしで
ただひたすら歩いて歩きつづける
その先が上ではないことに
地中へもぐっていることに
気付いているのにきづかないふり

          (イダヅカマコト→翻訳・落合朱美)

          *


人生というレール
人生という道
何だかわからないが、
私はただひたすら歩きつづけて来たのだ
わたしの背後では
幼い影がうっすらと
忘れ去られようとしている
だが
私は
ひたすら歩きつづけるのみだ
上ではなく地中へと
もぐっていくことに
気づいてはいるが
気づかぬふりで

          (落合朱美→翻訳・白糸雅樹)

          *


時には木漏れ陽のあふれる道
たとえば野良猫も通わぬ道
わたしのうしろに影はなく
靴底を通して触れる、
道の凸凹だけが
かろうじてわたしの生を語る

空へ昇って行くのではない
羽根が生えるのでもない
地中にいつか埋もれてしまう、
わたしの足跡は
今立っているここにだけ残る

           (白糸雅樹→翻訳・銀猫)







自由詩 線路わきの子供とパフォーマーの体温〜ワークショップin武甲書店 Copyright 銀猫 2008-10-15 09:52:34縦
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写真を使った即興と翻訳作品@ポエトリーカフェ武甲書店 2008年10月13日