decadentlyautumn
本木はじめ
ガラス片きらきら光って散らばって交通事故のような廃園
少年と少女が逃れ身を隠すセイタカアワダチソウのひとむら
抹茶ラテ、おいしい夢をありがとういつでも不安が全財産の
コーヒーと煙草と風邪で消え去った味覚、無風の庭の花々
水かさが増した濁流欄干で見ていた六千年後の初秋
たくさんの音楽季節を通過していつしかふたりも
時代
(
メロディー
)
と鳴る
木陰では白骨化した思い出と仕草が風に揺られて惑う
短歌
decadentlyautumn
Copyright
本木はじめ
2008-10-12 21:15:31