笑顔
megie
笑顔の自分が一番マシに見えるから
笑顔でいようと決めた。
のは、アトピーで顔がぼろぼろだった10歳位の頃
「化け物」といわれた。でも泣かなかった。
一回だけ母に不登校を訴えたけど、諭されて卒業した。
別に卑屈な気分でもいじけてもいなかった。
笑顔はわたしの鎧となってわたしを守った。
もう今は、アトピーは鳴りを潜めて誰も何も言わない。
でも笑顔は残った。微笑みも目の笑みも覚えた。
笑顔の功罪も学んだ。みんながわたしの笑顔を褒めてくれる。
その度にわたしの胸はなぜか痛む。
笑顔の事を考えると今でも、無性に哀しい。