Etuji

朝のひかりが寂寥をうきあがらせる
水のなかの部屋で藻のようにさみしくゆらぐ

愛を終えてめざめるさめた白い世界
そこでは言葉がうしなわれている

隔離された生の夢

記憶のなかを雲がながれる
もういちどめざめるように
扉をあけてあるがままの今へあゆみだす

朝のひかりが熱をとりもどして
孤独のむこうがわはもうみえなくなっている。






自由詩Copyright Etuji 2008-10-05 20:54:23
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