夜の瞳
umineko

目を閉じて
って
言われても
いつも
薄目を開けていた

プレゼントをもらう時
キス する時

人はなぜ
暗闇で迎えるのだろう
大切なことを

わたしは
見届けていたいのだ
受け入れるため

やさしさや
たくらみが
どんなふうに流れゆくのか
そして

わたしは
故意にまぶたを閉じる

それは
わたしの小さなサイン

結果とか
痛みとか

あなたは
だから忘れないでね

わたしがどんなに孤独だか
 
 



自由詩 夜の瞳 Copyright umineko 2008-10-05 00:30:34
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