れもんさわー
FUBAR

見つかっても
怒られることはもうなくなった
飾り気のないドアが壁となる
十五時からの十分
煙草二本のあいだ

椅子に浅く腰かけて
窓枠に肘ついて
外に目をやりながら紫煙を燻らす
そんな姿を好きだという
理由はわからない

ただ想いに応えながら
悟られないように
例えば
あなたにとってのレモンはなんなのか
なんてことを考えている
煙草二本のあいだ


自由詩 れもんさわー Copyright FUBAR 2008-10-04 06:40:48
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