紅色のきみ
山崎 風雅

 熱い想いは
 季節とともに
 落ちついて

 今
 語らうは
 
 恋・・・

  
 恥ずかしい季節

 
 彼岸花たちは
 散らばって寄り添い
 その紅き華
 気持ちを映す

  
 もみじたちは
 涼しげな風にも
 冷めるようすもなく
 その紅き華
 想いが募る

 
 空の向こうには
 もう 知らないって
 真っ赤に顔を染めた夕陽が
 山の影に隠れた

 
 さぁ

 もう 誰もいない

 
 
 語ろう

 
 この想いを

 きみへの想いを



 あぁ    



 きみは・・・


 とても紅いから・・・



 なんて

 恥ずかしいんだろう・・・








 


自由詩 紅色のきみ Copyright 山崎 風雅 2008-10-03 23:44:32
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