さぁ、とりあえず陸を探そうか?
三奈

君はいつも高みを目指して
私はそれに応えられず

空の路にはぞろぞろと
人の行列、先頭は君

次の星を目指すのだ
眠りについたこの星をすてて
豊かな緑を目指して歩く

空の路には人の行列
高みを目指して歩いていたけど
私は酸素が足りなくなって
ぼちゃん、と海に落っこちた


(あぁ、もう人が蟻のよう)


水面から見た空は綺麗すぎて
声を出さずに泣いた

涙は海の水と混じって
水は更にしょっぱくなった


自由詩 さぁ、とりあえず陸を探そうか? Copyright 三奈 2008-10-02 11:34:12
notebook Home 戻る  過去 未来