破調
アハウ

鉛のような風荒びながら常緑樹
ゆさゆさと撓り突っ立った舞踏


この調べに現代の破調聞きたし
         葉桜の緑 色づき始めて


のめり込む歌の調べは乱調し
         四季の兆しを思わず見つめ


逸脱の乱す魔 心の藤色に   
    真紅のペンキで書き付ける「乱」


だめだいけるの間にて突撃衝動 止みがたく
          ふと見上げると常緑樹が立てる


短歌 破調 Copyright アハウ 2008-09-26 20:43:48
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