月を縛る、朝が来ないように
たりぽん(大理 奔)
いつでもそうだなと
思うときに熱くなる胸の芯を掘り出す
それはいつも白くて冷たい指で
見知らぬリングをはめている
掘り出されたものを
届ける先を知らないので結局
夜の繁華街
閉店したスナックの軒先で
ネオンの向こうの星空をにらみつけてみる
俺はまだ飲めるぞ、まだまだ!
そう叫びながら夜明けに負けそうな
よれよれのネクタイで
自由詩
月を縛る、朝が来ないように
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たりぽん(大理 奔)
2008-09-26 00:57:06
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