病〜やまい〜
caleha






「何度も言ってたんだよ」


泣き出しそうな声
嘘など微塵もない
君の綺麗なことば…




いつも足りてない


不器用な僕の声
届くことなく消え
響くことなく消え…




もどかしい空間を
ざくざく刻んでいく秒針
次の言葉が悲しみ誘うことなど知らないで




きみはいう





ぼくはまた







愛など咲かぬ花に うっかり微笑んでしまっていた
雨の降らない空に さみしさ覚えてしまっていた




またタイミング知らない病が
足元から 僕を 
覆い尽くそうとしている


まだグラグラに揺れている頭は
平然と 僕を 
取り戻せなくさせてる


自由詩 病〜やまい〜 Copyright caleha 2008-09-24 21:13:22
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