主よ、人の望みよ、喜びよ。
プル式

何を主とし何に俯くのか
彼は笑っていた
そこに何が見えたのか
それは彼のみが見えるもので
残念ながら私に見える物では無い
ありえない

温度

それのみが祈りを伝える術だったろうか

温度

命を絶つその時その場所まで
抗いがたく血を動かす

そこに何が見えたのだろうか
闇夜はそこまで迫っている
その某かが彼に何かを伝え
彼は温度を失った
そうして今
私はここにいる
私が温度を失う日まで
その主が私を恐れる日まで。


自由詩 主よ、人の望みよ、喜びよ。 Copyright プル式 2008-09-24 21:08:23
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