ラジオ色に染まる空。
LOW




ボロボロになったスニーカーを履いてドアノブを回した

幾度か低い気温の風が体当たりして

これから変わるであろう季節を知らせてくれた



樹木の呼吸を受けて


カンカン鳴る線路を渡った


昨日見た同じ景色は

今日少し大人になっていた



同じ繰り返しが


同じにならなくなってゆく。





自由詩 ラジオ色に染まる空。 Copyright LOW 2008-09-24 19:51:46
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