夢
遊羽
夢を追いかける
歳じゃないけど
二人でいつまでも
夢を見ていよう
朝のおはようと
夜のおやすみと
うるさいくらいの
鳥の鳴き声
目に届く数多の緑
夢のように行き過ぎるくらい
変わらない日常の中
たまに来る非日常に
たまに通り過ぎる雨に
たまに訪れる雷鳴に
たまに舞い降りる雪に
祝福されながら
二人でいつまでも
夢を見ていよう
時は変化を好むけど
僕はそれを拒み続ける
夢の邪魔をされないために
僕は今
君の手をそっと握りはじめた
変わらない日常の中
いつでもそこにある幸福と
いつでもそこにある喜びと
いつでもそこにある
夢を二人で見ていよう
夢を追いかける
歳ではなくなったけど