「快速特急〜阪急京都線Ⅱ〜」
Rin.
折り返す列車は濡れて雨粒の数の約束待つ河原町
烏丸のホームで制服のリボンを揺らしてあの子は白線を踏む
閉じかけた夏の絵日記直線では描けなかった桂の警鐘
高槻市〜ゴミ箱に誰かの羽根が突き刺さり君の肩甲骨思い出す
十三はあの日の時計にあった駅乗り換え待つ人のくちびるを読む
梅田〜空席に影を座らせ終点の意味たしかめる乗りこせぬ日々
短歌
「快速特急〜阪急京都線Ⅱ〜」
Copyright
Rin.
2008-09-21 23:34:24