曙を視る人
服部 剛
西の海に、陽の沈む頃
港の木橋に腰を下ろし
新聞を手にした旅人は
首を傾げ
東の空へ、目を向ける。
( 瞳を奪う夕陽よりも
( 世間の騒ぐ記事よりも
( もっと大事なことがある・・・
旅人は独り、目を向ける。
夕闇に箱舟の雲の漂う
「あさっての空」へ
自由詩
曙を視る人
Copyright
服部 剛
2008-09-18 21:14:54
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