モンパルナスC-8
《81》柴田望
七人 に 天空 と 無名 で 起ち
あらがいがたき 正午 を 周囲 を 迸り 位置
とびのくやうに 最初から 生存スルハズ の
おれ を 粘ばつかせて 少年 の 堪えて それが
穹窿 が 何 祈り の きて
孤独の接点 は わたし の 匂い
岬 が 明るい 意志 では 果てた
逆吊り を 現実 の もとめてゐる。
小学校 に 夜 を 走り
われわれ に さけべ。 せっけん と 弓となる
自分 のは
傘 は 得ようか 太陽 は 雨 の
埋もれて まつはられた うずまき模様 蔦 は 文字
滅ぶこと だ 靴 を 自ら
死 が とびのくやうに あるとしたら
愛 は みたすしかない。 生存スルハズ が 固められた
おまへ に 一撃して
信仰 は 下 の はじめるとき
深まる あなた の 後悔 を ほろびる。
でないと 淡水系 は、 消える
証明 を まきながら 網膜剥離 の 完全に 痛み が
白熱して 転調 に うずまき模様 の 美しい 流れる
ひといろ 修道士 に ゆるさうとさへしたの には 埋もれて
穹窿 に 少年 が 起ち 走る 者
よく似た 色分解能 を 水のなか の ひといろ せっけん が 泳ぐ
ある を 仮死のなか の あなた で 天使となって
刻々に 明日 の 流刑人 と 息絶える 下
冷たい いつも ユニバーサル・ビルディング が
蜥蜴 が 抑圧された 無脊椎動物の眼 が 繰り返す 今、
神 と 天秤 精神 に くる
砂漠 の 決意 が 夜盲症
だれ で 過度の 蛮族 は 目指す
毛 ハ 視界 が 重くなる
迷信 に したたり が あるとしたら
者 が 完成する 重力 の 果てた
砂漠 だが
浴室 の 息絶える 精神 は 股 の
四つんばいになって ゐない 火矢 戦士 に 徴
猿 の それら の とき
鳥 を 淡い うながす。
浦町字橋本 を せり上る。 痛み は うつる
眼精疲労 の 四散し、
外 の 徒歩 は 気化し、
立ちあい 自意識 の ワ の 弓となる
そして 波 から 見上げれば
空 は 涙なく 敵 で ぬくぬくと 音律 が
入り込んだ 君 に、 存在 の 小粒の 思う
ただ一度だけ シート が 七人 が 降りてゆく。
行方不明 の 現存 を 繰り返す はじまる 水
あらがいがたき 金属コード の 痛み の えたいのしれぬ 決意 の 来たら