モンパルナスB-4
《81》柴田望
私 の 翅 が いなずま へ 飲み干し
近く 期待できず に われわれ が かがやく、 寡婦の列
白い 死んだ 何 と
空気袋 を 吠え立てる 悲哀 を ぬれしぶく それが
感触 は 残酷 姿勢 を しづもる
私たち は た、めいき と ルクレティウス
空気 を 凍れる 蜥蜴 の 息絶える
額 が 自ら に めぐりめぐり
重い扉 を 外部 に 澄ます
修道士 を ひろがり プール は 降る
私 と
私 に こすりつける 者 が 果実 が
濡らし 越え 毛 騒音 の 猿
自分 の 香液 は 残酷
告発 と 肖像画のように 太股であるのか
意志 の 粘ばつかせて 越える日 が 澄ます
飛行機 に おろした
恩寵の形 に 天空 の ものになる
起ち 下 の 岸辺 は おちる
でないと その草叢 を 越え
時 で 爆ぜ散る 寡婦の列 に わずかずつ 了解域 に
乗った 空気 は この場所 を 下 消える
するどい 街角 に いなずま は 光る
影 の 精神 は あけて 息絶える 眼
こうして 銃眼 が きりくち の いつも ため の 叩く