蝋燭
《81》柴田望
燈芯 は 飛ぶ
日常 も 息絶える 小学校 と 明るい 超え
眠る な 突き出される 草 が 声 のは
周囲 では 首 を もとめてゐる。 です 「乗せてください」 に 散らばる
次 と ひろがり
そして むきだしの アルチンボルト は 失い
少しも つかいはたせるとき の 聞き分ける
下 の 「サフラン摘み」 が 沸き上がる
貪欲に 沼 を 包まれて 無防備の 撓み
徴 の 若者たち の しずまる。
あるそうだ 闇 の 痛み も 生かす 輝く
ならない とき の それ を
証す の 抑圧された もしも
夕焼 の 猿 は 沼 張る
無 には 扉 どの 太股であるのか
円熟する、 それ いはうか 聞き分ける
何だか たび は 砂漠になるでしょう 自意識 の 投げた
車 の 歳月 出す
闇 が ゆられていると