焔 が ささえ 
《81》柴田望

焔 が ささえ                  
期待できず が ゆられていると 過剰 は 罪のない 張る              
祈り に 息づいてゐる 養分 を 死 のだ。              
木 に ナイモノ で 深くなる する 砂糖城 の 太股であるのか            
タイヤ を 寂かだ。                  
もしも 悪い 股 を かけてゐる。                
すぐれた 世界 は 求めて                 
飛行機 で ゲンザイ の 書いてしまうと                
無限に ひといろ と 立ちあい 鋭く 包まれて               
視界 を 悲哀 が しずまる。                
なる 空 の 過剰 に そよぐ さけべ。              
せり上る。 緑 は 秘匿されるべきもの は                
降る が おろした その                 
額 に 渡ったとき も 半分 噛み切ってゆく。               
石の間 に 若者たち ああ 死せる                
澄ます 少年 嗤い  ひるみ                
下 求める約束 の かけてゐる。 意志 の ゆらめきつつも              
位置 や 顔 認める                 
熟睡 が 砂漠になるでしょう                  


自由詩 焔 が ささえ  Copyright 《81》柴田望 2008-09-12 21:10:59
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