朝〜輝きと希望の世界
籠球次郎

朝は輝きの中にある。
射るように、この体を突き抜ける光が
朝のすべてだ。

闇が絶え
やがて訪れたキラメキの洪水は
闇の中の深海に果てなく沈んだ思いを
光の中に解き放つ

闇に遊んだ恐怖たちは
やがて心の外へと消え去り
光がすべてをつつみ込み
朝は輝きに満たされる

その輝きは、命に息吹を与え
すべての行いは
希望のうちに始まり
まぶしいほどの光の中から
その一歩を踏み出す

朝、それは
闇の海から解き放たれた
すべての命の歓喜の叫びの中にある


自由詩 朝〜輝きと希望の世界 Copyright 籠球次郎 2008-09-11 06:50:36
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